その2になります。
念のため、その1をリンク。
分かりやすく説明することの難しさ
「どのくらいの」周期的な動きを「どうすれば」把握できるか?というときに、役立たせる(理解・認識させる)のが本題。
このグラフは、600[rpm]を表しています。1分間に600回転、1秒に10回転、0.1秒に「円」をぐるっと1周期です。周波数にすると、10[Hz]です。
前回記事#1に示したとおり、ぐるっと回る1周期0.1秒の間に20回、つまり0.005秒ごとに観察すれば「円の動きだな」ということがわかる。倍ほどの0.1秒の間に8回、0.012秒ごとでも、大体わかると思います。
でも0.1秒の間に4回、0.025秒ごとに見ていると「四角」と見えてしまう。そして0.1秒の間に2回、0.05秒ごとに見るだけだと「往復している点?もしくは線?」という状態になります。
ということで、
10[Hz]が表す円の周期的な動きは「0.01秒、好ましくは0.005秒ごとに」観察できれば、把握することができる・・・ということになります。
動きを把握・解析するためには「そのために十分な観察条件が必要」というお話でした。
その2は簡潔にここまで。その3は、他の事例か、ちょっと捻った考えを書き出す予定。
ちょっと難しく
ちなみに私がこの辺の考えに興味を持ったのは、この本のおかげです。
漫画だけど、この本は理解が進んだなぁ。